オオサカジン

日記/一般 日記/一般   | 関東地方

新規登録ログインヘルプ


2020年01月12日

ローマ帝国時代に使用されていた木材が長距離輸送されていた

ローマ帝国時代に使用されていた木材が長距離輸送されていた
ローマ


その昔地中海にまたがる広大な帝国として栄えていたローマ帝国時代に使用されていた木材が、長距離輸送で運ばれていたことが分かってきたのだそうで、古代ローマ時代の非常に保存状態のよいオーク材を調べたところ、その年輪幅を測定してだいたいの年代を予測し、年代測定結果からオーク材がどこで伐採されたのか調査したところ、1700km以上離れたフランス東部のジュラ山脈近くで採取された材木であることが分かったのだそうです。

古代ローマの時代には建築物や船の材料に、更に燃料としても大量の木材が必要とされていたと考えられますが、古代ローマの人か商人がわざわざフランス東部というかなり遠くから木材を輸送していたということは、ソーヌ川とローヌ川のように川を積極的に利用して大量の材木をローマへ運び込んでいたのでしょう。

古代に繁栄した文明の中には建築物の材料や燃料として、その文明の周辺の森林などから木材を伐採して利用していたため、森林から木材を取りつくしてしまうと、その文明が成り立たなくなり、衰退してしまった文明もあったということを聞いたことがあるのですが、ローマ帝国のように周辺ではなく木材を長距離輸して運んでくれば、長期に渡って木材を手に入れることができたことから、西ローマ帝国と東ローマ帝国に分裂することもあったようですが、紀元前からオスマン帝国によって東ローマ帝国が滅亡した1453年と長期に渡って繁栄したのかもしれません。



Posted by おもろい at 09:02